PMO副業需要は増加傾向にある!理由や案件単価、案件例を詳細解説

更新日:12月21日

この記事では、PMOの副業需要が高まっている理由や案件の単価相場、案件例などについて解説します。また、実際の案件獲得方法やPMOの副業に関する注意点も紹介していきます。


PMOの副業案件を探している方の中には、将来的な需要や案件単価相場について気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、副業動向や案件単価相場、案件例、PMO副業案件の獲得方法などについて詳しく解説していきます。




目次




PMOの副業動向





経済産業省が公表したIT人材不足のデータなどを踏まえると、今後PMO需要は高まることが予測されます。
その背景として挙げられるのが、既存基幹システムの刷新やDX推進の必要性です。経済産業省公表の「DXレポート」では、既存システムの複雑化・ブラックボックス化の課題を克服できなかった場合、DXを実現できないだけでなく2025年〜2030年で最大12兆円/年の経済損失が生じる可能性があるという「2025年の崖」と呼ばれる問題を提唱しています。

出典:「DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~|経済産業省


また、経済産業省が公表した「IT人材育成の状況等について」では、年を追うごとにIT人材不足は加速し、2030年には最大で約80万人の人材が不足すると発表されています。


IT人材の供給動向の予測と平均年齢の推移
引用:「経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課



実際に、2021年にBrocanteが求人サービスを利用しているIT企業を対象に実施した調査では、IT企業の40.4%がIT副業人材を活用しており、副業人材に依頼している職種として、PMOは4位にランクインしています。
そのため、ここまでに取り上げてきた情報などを踏まえると、腕の良いPMO人材は今後10年ほど多くの場面でニーズがあるといえるでしょう。

出典:「IT企業の4割が副業人材を活用? 報酬の相場や求めるスキルは|ITmedia NEWS


ここまでは、PMOの副業動向について解説してきました。
次は、PMOの副業案件の単価相場について解説していきます。





PMOの副業案件の単価相場





PMO案件の単価相場について、弊社が運営するフリーコンサルタント向け案件紹介サービス「POD」では、100%稼働の場合で100~150万円/月程度となっています。
例えば、副業として土日のみ40%稼働した場合、40~60万円/月の収入が見込めるイメージです。


中には、50%までの稼働で100~150万円/月の案件や、150万円/月を超える単価の案件もあるため、ご自身のスキルによっては、さらなる収入も目指せるでしょう。


大規模システム案件に携わった経験や英語スキルなどをお持ちの方は、PMOとしての副業を視野に入れてみてはいかがでしょうか。


また、弊社PODサイトには、全体の案件の15%ほどしか公開しておらず、弊社独自ルートで開拓した、残り85%の幅広い分野の非公開求人にアクセス可能です。
PODでは「コンサルタントサポーター」が、登録者一人ひとりをしっかりとサポートし、プロジェクトに集中できる環境を無料で提供しています。

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PMO副業案件の単価相場の後は、実際の案件例を見ていきましょう。





PMOの副業案件例





ここでは、PODの案件情報をもとに、いくつか案件例を紹介します。


案件仕事内容求められるスキル稼働率契約期間勤務地報酬金額想定年収
証券業界におけるプライベートクラウド基盤の更改PMO支援物流業者のファイナンスチームの支援として、主に短期~中期的取組の予算管理業務支援、各種レポート作成支援を行う・プロジェクトのPMO、またはチームリーダー経験
・オンプレからクラウドへのシステム移行プロジェクト経験
・ドキュメント作成スキル(パワーポイントで要点整理、ディスカッションペーパ作成ができるレベル)
・インフラ知識(ベンダーと会話ができるレベル)
~100%1年以上東京(23区内)100~150万円/月1,200~1,800万円
基幹システム(SAP)導入プロジェクト・全社規模の販売管理・購買管理・会計システム刷新に際しての標準原価計算制度、業績管理制度の構築・導入支援
・経理部メンバーとしてのポジションで、あるべき制度とSAPでの実現可否・実現方法を検討しアウトプットを作成、開発・導入チームと調整
・管理会計制度(標準原価計算、業績管理)の構築
・SAP導入(CO、FI)
・コミュニケーションスキル
・プロジェクトマネジメント
80%~100%1~3ヵ月千葉
※一部リモート可
100万~150万円/月1,200~1,800万円
某大手IT企業における仮想デジタル通貨の導入PJT複数プロジェクトの全体マネジメント
(パートナー企業内でのマネジメント報告・全体タスク調整・その他全体管理)
※個別プロジェクト単位ではPMが立っているため、プロジェクトの詳細管理は不要
・複数の大規模案件のマネジメント経験
・高いコミュニケーションスキル
・決済関連の知見
100%~1~3ヵ月東京(23区内)
※一部リモート可
100~150万円/月1,200~1,800万円
金融事業におけるアライアンス営業支援クライアントのアライアンス営業部門における以下のような各種業務支援を行えるコンサルタントを募集。
・アライアンスパートナー(AP)への提案資料作成
・AP提案で発生した課題管理と解決案の提示
・会議体の進行および議事録作成
・提案状況の管理
・クレジット関連サービスでのプロジェクト経験
・ドキュメンテーションスキル(提案資料の作成など)
100%東京(23区内)
※基本リモート
100~150万円/月1,200~1,800万円

PMO案件は、責任の重さや難易度の高さから、高単価な案件が多いことが特徴です。またシステム導入案件やグローバル案件など、大規模な案件が多いことも特徴といえます。


次の見出しでは、PMO副業のメリット・デメリットを見ていきましょう。





PMO副業のメリット





実際にPMOとして副業をした場合、以下3つのようなメリットがあります。


  • 収入が増える
  • スキルや実績を増やせる
  • 自分で案件を選べる

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。


メリット1.収入が増える


まず本業に加えてPMO案件で副業することで、さらに収入を増やすことができます。
正社員の場合、本業に専念してさらに収入を上げることも可能ですが、成果をすぐに収入に反映させることは難しいでしょう。一方副業であれば、力を注いだ分だけすぐに収入を得られます。
今よりも高い収入を望む方や、独立準備として資金が必要な方にとっては大きなメリットです。


メリット2.スキルや実績を増やせる


副業としてPMO案件に携わることで、さらなるスキルアップや実績作りができます。
例えば、本業ではおもにPM補佐をしていたとしても、副業として複数プロジェクトを横断的に管理するPMO案件に携わることで、より大局的な視点を培えます。
また、学習の負荷はかかるものの、今まで深く関わったことのないIT案件を受注することで、ITプロジェクトのマネジメントスキルをさらに伸ばすことも可能です。
スキルを磨きつつ、それらの案件が自らの実績として経歴に残せる点は、PMO副業のメリットです。


メリット3.自分で案件を選べる


自分が興味のある案件を能動的に選択できることもPMO副業のメリットです。
会社に属する場合、あまりモチベーションが沸かない案件に配置されることもあるでしょう。しかし、副業として案件を受注する際は、自分の得意領域や興味のある案件のみ受注することができます。
会社では携われなかったグローバル案件など、希望の案件を探してみてください。


弊社が運営するPODでは、様々な種類のPMO案件から、ご自身に合った案件を選ぶことができます。
コンサルタントサポーターも登録者様のニーズに沿った案件を無料で紹介いたしますので、ぜひお試しください。

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PMOの副業には様々なメリットがある一方で、デメリットとなり得る要素もあります。
次は、PMO副業のデメリットについて解説していきます。





PMO副業のデメリット





PMOとして副業をした場合、以下のようなデメリットがあります。


  • 本業との兼ね合いが難しい
  • 休みが減る

それぞれの要素について見ていきましょう。


デメリット1.本業との兼ね合いが難しい


副業で重い案件を受注すると、タスクがひっ迫して、本業も副業も上手く回せなくなる可能性があります。
副業案件を受注する前に、稼働時間を十分に確保できるかどうかやクライアントの期待値に見合うパフォーマンスを出せるかなどをしっかり確認して、本業と両立できるかどうか確認しましょう。
また、まずは小さい案件から始めて経験を積み、徐々に難易度の高い案件に挑戦するという方法もおすすめです。


デメリット2.休みが減る


本業がある場合、本業が休日の時に副業の案件に取り組むケースが多いでしょう。そのため、休みも減ってしまいます。
休みが少ないということは肉体的な疲労だけでなく、思考体力も消費しているため、ケアレスミスなどのトラブルが発生する可能性も考えられます。
そのため心身に対する自分への負担やワークライフバランスも考慮しつつ、慎重に案件を選択して受注する必要があります。


ここまでは、PMO副業のデメリットについて解説してきました。
次は、PMO副業案件に必要な経験・スキルについて解説していきます。





PMOの副業案件獲得に必要な3つの経験・スキル





PODに掲載されている案件の必須条件などを踏まえると、PMOの副業には、以下3つの経験・スキルが求められます。


  • プロジェクトマネジメントの経験・スキル
  • 案件に関わる領域の専門知識
  • コミュニケーション能力

各要素を詳しく見ていきましょう。


プロジェクトマネジメントの経験・スキル


PMOの副業では、プロジェクトの横断的管理やPM補佐などをするために、プロジェクトマネジメント経験やスキルが求められます。
PMOとして副業案件に携わった時には、プロジェクト体制や品質、リスクなどを管理して、プロジェクトを円滑に推進しなければなりません。
クライアントは「即戦力として活躍してくれるのか?」という疑問を解消する1つの要素として、プロジェクトマネジメント経験・スキルを挙げているのです。


案件に関わる領域の専門知識


PMOとして副業案件に携わる際、その案件に関わる領域の専門的な知識も求められます。
例えば、SAP基幹システム導入プロジェクトでは、SAPや会計に関する知識が必要です。物流業界の案件の場合は、物流業界に数年以上関わった経歴を求められることもあります。
正社員の場合は教育を受ける機会もありますが、副業として案件に関わる場合は基本的には即戦力としての活躍を期待されています。業務として、知識の教育はまずないでしょう。
そのため、特定領域の専門的な知識をある程度身につけてから副業案件の獲得に臨みましょう。


コミュニケーション能力


PMOは、様々な関係者と会話してプロジェクトを推進する必要があるため、コミュニケーション能力も必要です。
例えば、複数プロジェクトを管理する場合には、各プロジェクトのPMと定期的に会話して進捗状況を把握する必要があります。また、プロジェクトに遅延が発生している場合は、解決策の検討・実行が求められます。その様な時に、正しく言語化して状況をすり合わせ、相手の意図や困りごとを汲み取るコミュニケーション能力が必要となります。


紹介してきた経験・スキルは、必ずしも求められるわけではありませんが、PMOの副業案件を獲得するためには、基本的には身につけておいた方が良いでしょう。
ご自身の経歴・スキルに合った案件があるか不安な方は、PODのコンサルタントサポーターにぜひご相談ください。

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次は、PMO副業案件の獲得方法を紹介します。





PMOの副業案件の獲得方法





PMOの副業案件を獲得するために、以下2つの方法をお試しください。


  • フリーランスサイトやエージェントを利用する
  • 個人的な人脈で案件を獲得する

フリーランスサイトやエージェントを利用する


フリーランスサイトやエージェントから、PMOの副業案件を獲得できます。
フリーランスサイトやエージェントではフリーランスと企業をマッチングするサービスとして、様々な案件を抱えており、その中から自分に沿った案件に応募できる点が魅力的です。
また、フリーランスは正社員よりも報酬が多く支払われる傾向があるため、さらなる収入アップにも繋がります。


弊社が運営するPODでは、サイトに掲載されている案件以外にも、様々なジャンルの案件を紹介しています。
専門のコンサルタントサポーターと共に、ぜひご自身に合った案件を探してみましょう。

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個人的な人脈で案件を獲得する


個人的な人脈を利用して案件を獲得する方法もあります。
ある程度の経歴があれば、SNS発信や、過去のクライアントを通じて新しい案件を獲得できるケースも考えられます。
人によっては案件獲得に負担がかかりますが、仲介手数料や報酬分配がないため、高い報酬が期待できます。


副業を始めたての方は、フリーランスサイトやエージェントを活用してみましょう。
次の見出しでは、PMO副業に関する注意点について解説していきます。





PMO副業に関する2つの注意点





PMOとして副業する場合、以下2つの点に気を付けましょう。


  • そもそも会社が副業OKか確認する
  • 確定申告を行う

それぞれ詳しく解説していきます。


そもそも会社が副業OKか確認する


まずは、そもそも所属する会社が副業を許可しているかを確認する必要があります。
就業規則で副業が禁止されている場合、もし副業がばれたら懲戒処分を受けることもあります。
就業規則を調べたり、上司や人事などに確認したりして、副業が認められているかを確認しましょう。


確定申告を行う


副業により所得を得た場合、確定申告により所得税を納める必要があります。
会社で行う年末調整は、給与所得のみが対象となるため別途確定申告が必要です。
ただし、副業による所得が年間20万円以下の場合は、確定申告は不要です。
ここでの所得は、収入から経費を引いたものであるため、収入が20万円を超えていたとしても、経費計上により所得が20万円以下となって確定申告が不要になるケースもあります。

出典:「副業した後の税金の払い方は?確定申告する際の条件や注意点を解説|Money Forward クラウド確定申告
スマホで確定申告(副業編)|国税庁


紹介してきたような就業規則や所得税に気を付けてPMO副業案件を獲得しましょう。
次は、PMO副業に関するよくある質問を紹介します。





PMO副業に関するよくある質問





Q1.PMO未経験でもPMO副業案件を獲得できますか?

A1.PMO未経験でも、PMやプロジェクトリーダーの経験があれば案件を獲得できる可能性はあります。またコンサルティングファームに3年以上務めていれば獲得できる案件もあるため、未経験であっても諦める必要はありません。


Q2.会社にばれずに副業することは可能ですか?

A2.所得の増加に伴い住民税も増加するため、その天引き額が会社に通知されることでばれる可能性があります。住民税を自分で納付すればばれない可能性もありますが、会社に知られてしまった時のペナルティを考慮するとおすすめはできません。





まとめ-PMOの高単価副業案件はPODまで



この記事では、PMO副業案件の将来的な需要増加や案件単価相場、案件例、副業案件の獲得方法などについて解説してきました。
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