RPAの副業で稼ぐには?需要や将来性、必要スキル、案件獲得方法などを徹底解説
更新日:12月23日

RPAのスキルを活かして副業で稼ぎたい方のために、需要や将来性から、必要スキル、報酬、案件獲得方法まで詳しく解説します。副業を始はじめるメリットや注意点もまとめました。
「RPAの副業で効率的に収入を増やしたい」「実際にどのような副業案件があるのか知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
RPAの副業における需要

DX推進に伴い、RPA開発者やコンサルタント系の副業案件が増加しています。業務効率化に貢献するRPAは、DXを進める中で不可欠な要素とされています。RPAの具体的な役割としては、手作業によるデータ入力や帳票管理、請求書処理といった定型業務を自動化することで、業務の省力化と生産性向上の実現が可能です。
現在、多くの企業がDXの取り組みを進めており、業界全体でRPAの需要が継続的に高まっています。これに伴い、RPAの副業案件も増えてきている状況です。
RPAの副業における将来性
DX推進の流れは今後も続き、RPAの需要は継続すると考えられます。より広い分野や業界で、RPAに精通した人材が求められるようになるでしょう。RPAは業種を問わず適用可能であるため、案件の数は今後さらに増えると予測されます。副業として大きなチャンスと可能性があります。
RPAの技術は日々進化しており、将来的には高度なスキルを持つプロフェッショナルの需要も増加するでしょう。十分なスキルやキャリアがあれば、副業の選択肢が広がり、好条件・高単価の副業案件を獲得できる可能性が高くなります。
RPAの副業案件の種類

RPAの副業案件には、以下のような種類があります。
- RPA開発案件
- RPA導入コンサルティング
- RPA運用・保守サポート
- RPA教育・トレーニング
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
RPA開発案件
RPAの設計・開発を行う案件です。特定の業務フローを自動化するためのスクリプトやボットを構築する作業が含まれます。RPAエンジニアとしてのスキルと経験が役立ちます。
案件によっては、VBAやJavaScriptなどの知識をが必要とすされるケースもあります。RPAツールに精通していることに加えて、プログラミングスキルがあると有利です。
RPA導入コンサルティング
企業が新たにRPAを導入する際、包括的に支援を行う案件です。現状の業務プロセスや課題をヒアリングした上で、RPAによる業務改善を提案します。自動化プロセスの選定や導入計画の策定、ROI(投資対効果)の分析など、幅広く支援を行います。
コンサルティング案件では、RPAに関する知識や技術力だけでなく、コミュニケーションスキルが求められます。クライアントから要望を引き出すヒアリング力やニーズに即した提案力、RPAによるメリットをわかりやすく伝える力も必要です。
RPA運用・保守サポート
既に導入済みのRPAシステムの運用や保守を担う案件です。システムが適切に運用されているか継続的に監視します。メンテナンス作業やエラー対応のほか、必要に応じて改善提案を行います。業務が滞りなく進行するようサポートすることが主な役割です。
エラーやトラブル発生時には迅速に対処しなければならないため、RPAエンジニアとしての一定のスキルや経験が求められます。
RPA教育・トレーニング
クライアント企業の社員に向けて、RPAツールの使い方や活用法などのトレーニングを行う案件です。研修や直接指導を通じて、RPA人材育成を支援します。
RPAの専門知識に加えて、教育や指導のスキル、コミュニケーション能力が求められます。
これまで紹介したように、RPAの副業案件は、開発、導入支援、運用保守、トレーニングなど多岐にわたります。そのため、自身のスキルや経験、得意分野に応じた選択が可能です。今後のキャリア形成を考えた上で案件を選ぶのもいいでしょう。
RPAを副業とする際の契約形態

RPAの副業には、主に2つの雇用形態があります。
- 準委任契約
- 請負契約
それぞれどのような契約なのか解説していきます。
準委任契約
準委任契約とは、特定の業務やプロジェクトについて、期間内での業務遂行を依頼される雇用形態です。契約期間や稼働時間に応じて報酬が支払われるケースが多く、進捗状況や成果を報告しながら進行します。
準委任契約は、主に運用保守やRPA導入サポート業務で多く見られます。運用フェーズでは継続的な対応が必要なため、長期間の契約となることもあります。
勤務時間やプロジェクトの複雑さに応じて報酬が異なりますが、フルタイムに近い稼働であれば、安定した収入が期待できます。
請負契約
請負契約とは、特定の成果物を納品することを主目的とした雇用形態です。完成されたRPAソリューションの提供が求められます。
報酬が発生する条件は、成果物を納品すること、あるいは依頼された業務を完了することであり、主にRPA開発案件に多く見られます。明確な成果物が求められるため、プロジェクト開始時に要件定義がしっかりされていることが一般的です。
請負契約は、成果物の内容と難易度によって報酬が変動します。効率的に案件をこなし多くの成果を上げれば、高年収を狙える契約形態です。
RPAの副業案件の報酬体系

RPAの副業案件の報酬体系は大きく2つに分けられます。
- 時間単価制
- 大納品ベース制
それぞれどのような契約なのか解説していきます。
時間単価制
時間単価制は、稼働時間に応じて報酬が支払われます。例えば、時給2,500円で月30時間稼働した場合、1か月で7万5,000円の副業収入が得られる計算になります。
時間単価制では、働く時間が長ければ長いほど収入が多く得られます。フル稼働で多くの時間を確保できる場合はその分報酬が増えますが、スポットや土日のみの稼働の場合、確保できる時間が限られるため、収入もそれに応じた額となります。
納品ベース制
納品ベース制は、プロジェクトの完了に応じて報酬が支払われます。具体的には、成果物を納品することや、依頼されたタスクを完了することで報酬が発生します。
納品ベース制のメリットは、短時間で効率的に納品できれば高い収入につながる点です。また、時間に縛られずに作業できるため、副業としても取り組みやすいでしょう。
RPAの副業案件では、上記で紹介した時間単価制と納品ベース制のほかに、月単位で固定報酬が支払われるケースもあります。副業案件を探す際は、どのような報酬体系になっているかも確認するようにしましょう。
RPAの副業案件の報酬、単価価場

RPAの副業案件の報酬や単価相場は、業務内容によって異なります。RPA案件には、システム開発や運用保守、導入コンサルティング、トレーニングなど色々な種類がありますが、その中でもコンサルティング系の案件は高単価となる傾向があります。
弊社が運営するフリーコンサルタント向けエージェントサービス「POD」を例に挙げると、80~100%の稼働率で、1か月100〜150万円の報酬が受け取れるRPA案件が複数存在します。
過去には、50〜60%の稼働率で1か月の報酬が100〜150万円の案件もあり、この場合では、仮に副業として50%稼働したとすると、月に50~75万円の収入が見込めます。
高単価な案件ほど求められるレベルは高くなりますが、RPAに関する十分なスキルや実績があればさらなる収入アップが期待できます。
RPAの副業をするメリット
実際にRPAの副業をした場合、以下のようなメリットがあります。
- 収入が増える
- スキルや実績アップにつながる
- 独立、起業へのステップになる
それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
収入が増える
本業に加えてRPAの副業をすることで、さらに収入が増えます。RPAには一定のスキルや専門性が求められるため、RPA関連の副業案件は報酬が高いものも多くあります。自身の得意分野とマッチする案件を選べば、効率的に多くの収入を得られる可能性があります。
在宅やリモートで対応できる案件もあるので、ライフスタイルに合わせた働き方で収入アップが目指せます。
スキルや実績アップにつながる
副業を通じて様々なRPA案件に携わることは、自身のスキルアップにつながります。専門的なスキルを身につけるチャンスや、最新の技術知識に触れられる機会もあるでしょう。様々な業種でのRPA適用経験は、将来的に専門家としての価値を高める要素となります。
副業の良い点は、自分で自由に案件を選べることです。スキル強化やキャリア形成を見据えて実績を積み重ねていくことができます。
独立、起業へのステップになる
RPAの副業を通じて、新しいクライアントやプロジェクトに関わることは、将来独立するためのステップになります。着実に仕事をこなして周囲の信頼を得ていけば、継続的に仕事を発注してくれるクライアントが現れたり、新規案件が発生した際に声をかけてもらえたりする可能性があります。
人脈や信頼関係を築くには、日頃から円滑なコミュニケーションを心がけることも大切です。誠実な姿勢で副業に取り組んでいくといいでしょう。
RPAの副業案件獲得に必要なスキル・役立つ資格

RPAの副業案件を獲得するために必要なスキルや役立つ資格について解説します。
ポイントとなるのは以下の4点です。
- RPAツールの知識と操作スキル
- RPAに関する公式認定資格の取得
- 円滑なコミュニケーション能力
- 強みや実績の提示
それぞれ詳しく見ていきましょう。
RPAツールの知識と操作スキル
RPAはツールを用いて業務プロセスの改善を行うため、RPAツールの知識と操作スキルは必須です。その上でプログラミングスキルやコンサルタントとしての経験があると、案件獲得がより有利になるでしょう。
なお、求められるスキルや経験は案件の種類によっても異なります。
実際にどういったものが必要になるのか、案件の種類ごとに概要をまとめました。
RPA開発案件
RPA導入コンサルティング
RPA運用・保守サポート
RPA教育・トレーニング
RPAに関する公式認定資格の取得
資格は必須ではありませんが、取得すれば自身のスキルレベルや専門性を客観的に証明できます。主要なRPAツールの公式認定資格は、案件獲得の際に大きな強みとなるでしょう。
代表的なRPAツールには以下のようなものがあり、各ベンダーが認定資格試験を行っています。
- UiPath
- Automation Anywhere
- Blue Prism
- WinActor
- BizRobo!
なお、コンサルタント系の副業案件を希望する場合は、プロジェクトマネジメントに関する資格を取得するのもおすすめです。「PMP」や「PRINCE2」などの資格取得を検討するといいでしょう。
円滑なコミュニケーション能力
RPA案件では、クライアントやプロジェクトメンバーと関わるシーンも多いため、コミュニケーションスキルが求められます。相手のニーズを汲み取る力や物事をわかりやすく伝える説明力、円滑な人間関係を築くための会話力も必要です。
業務を通じてクライアントに良い印象を持ってもらえれば、次の依頼につながる可能性もあります。
強みや実績の提示
RPAの副業案件をスムーズに獲得するには、自身の強みや実績を提示することも有効です。RPAプロジェクトに携わった経験だけでなく、実際にどれくらいの成果が得られたか、具体的にどのような貢献をしたのか、明確に示すことで信頼性が高まります。また、RPAに関連する資格があれば、専門性を示す有力な証となります。
ポートフォリオを作成する際は、経歴やスキル、資格に加えて、具体的な実績や得意分野なども忘れずにアピールしましょう。
RPAの副業案件の探し方・獲得方法

RPAの副業案件を獲得する方法を紹介します。
- フリーランスエージェントを利用する
- クラウドソーシングを利用する
- SNSを利用する
- 独自の人脈を利用する
それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
フリーランスエージェントを利用する
フリーランス向けのエージェントサービスで、RPAの副業案件を獲得することができます。スキルや希望条件に応じた案件紹介が受けられるほか、キャリアカウンセリングを行うサービスもあります。
エージェントサービスを利用する大きなメリットは、自分に合った副業案件を効率的に探せることです。自ら案件を探したり、クライアントと条件交渉をしたりする必要がないため、時間的・精神的な負担をかけずに副業案件を獲得できます。
クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングでもRPAの副業案件を探すことができます。全体の案件数が多く、様々なレベルの案件がそろっているので、自分のスキルに合ったものを選べます。まずは難易度の低い案件からチャレンジしたい副業初心者にもおすすめです。
クラウドソーシングには多種多様なIT案件があるため、RPAに限らず幅広く副業案件を探したい人にも向いています。
SNSを利用する
SNSも副業案件の獲得に活用できます。プロフィール欄でスキルや実績をアピールしたり、コミュニティ参加でネットワークを広げたりしてビジネスチャンスにつなげます。XやFacebook、Instagramのほか、LinkedInなどビジネス特化型SNSの活用も有効です。
近年ではSNSを運用している企業も多いため、SNS経由でコンタクトを取り、直接自分を売り込む方法もあります。
SNSも副業案件の獲得に活用できます。プロフィール欄でスキルや実績をアピールしたり、コミュニティ参加でネットワークを広げたりしてビジネスチャンスにつなげます。XやFacebook、Instagramのほか、LinkedInなどビジネス特化型SNSの活用も有効です。
近年ではSNSを運用している企業も多いため、SNS経由でコンタクトを取り、直接自分を売り込む方法もあります。
独自の人脈を利用する
仕事の関係者や知人など、個人的な人脈を利用して副業案件を獲得することも可能です。日頃から堅実に仕事をこなして信頼を得ていれば、周囲に呼びかけることで何か仕事を任せてもらえる可能性があります。
過去に関わったプロジェクトで好評価を得ている場合、企業内での口コミを通じて新たな案件の話が持ち上がることもあります。
また、普段から勉強会に参加したり、SNSで情報発信したりして、仕事につながりそうな人脈を作っておくのもいいでしょう。
RPAの副業における注意点

最後に、RPAの副業をはじめる際に注意すべきポイントをまとめました。
会社が副業を許可しているか必ず確認する
副業を始める前に、自分が所属する会社がそもそも副業を許可しているか確認が必要です。情報保護の観点から副業を禁止している会社も存在します。
副業禁止にもかかわらず無断で副業をすると、やがて会社とトラブルになり、場合によっては懲戒処分など重い処分が下される可能性があります。
一般的に、副業の可否については就業規則で定められています。事前に申請が必要なケースもあるので、直属の上司や担当部署に確認をとった上で副業を始めるようにしましょう。
収入に応じて確定申告が必要となる
副業による収入は税務申告の対象となるため、確定申告についての知識が必要です。本業以外の所得の総額が年間で20万円を超えると、確定申告を行う義務が生じます。税務処理を正しく行わなければ、追徴課税の対象となる可能性があります。
確定申告の時期は、毎年2月16日~3月15日の1か月間が原則で、年間の副業で得た報酬や経費などをまとめて申告します。直前になって慌てないよう、日頃から帳簿付けや書類の整理をこまめに行うことが肝心です。
本業とのバランスやスケジュール管理に注意する
副業をする場合は、自身のスキルや時間的余裕を考慮した上で、無理なく行える案件を選びましょう。ハードな案件を受注すると、プロジェクトの納期や複雑なタスクに追われて、体調を崩してしまうおそれがあります。そうなると本業にも支障が出てしまいます。
副業案件を受注する際は、無理なく本業との両立が図れるか、自分のキャパシティを超えることがないか、しっかり検討することが大切です。
まとめ-RPAの副業案件をお探しの方はPODまで
この記事では、RPAの副業の需要や案件の種類、必要スキル、報酬、案件獲得方法などを解説しました。
RPAに関する一定のスキルや経験があれば、副業で効率的に収入を増やせます。弊社PODでは、RPAの高単価案件やリモート案件を多数保有しています。RPAの副業案件探しにぜひご活用ください。
